日本画家・小野竹喬と息子・春男、京都初の父子展「小野竹喬・春男―父と息子の切ない物語」を10月6日から11月23日まで開催!

ONO CHIKKYO・HARUO -Heartful Story of Father and Son

京都府立堂本印象美術館は、特別企画展「小野竹喬・春男―父と息子の切ない物語」を、会期:2020年10月6日(火)~11月23日(月・祝)にて開催いたします。

チラシ 小野竹喬・春男展

■開催概要

会期  :2020年10月6日(火)~11月23日(月・祝)

開館時間:9:30~17:00(入館は16:30まで)

休館日 :月曜日(11月2日(月)は開館、11月4日(水)は休館)

観覧料 :一般510(400)円、高大生400(320)円、小中生200(160)円

     ( )は20名以上の団体料金

     65歳以上の方(要公的証明)および障害者手帳をご提示の方

     (介護者1名含む)は無料

主催  :京都府、

     京都府立堂本印象美術館(指定管理者:公益財団法人京都文化財団)、

     京都新聞

助成  :一般財団法人地域創造

◎新型コロナウイルス感染拡大防止のため、予定を変更する場合がございます。

ご来館前に当館ホームページなどで最新情報をご確認ください。

■展覧会概要

日本の自然を穏やかに見つめ、明るく澄んだ色彩によって情緒豊かな風景を描いた小野竹喬(おのちっきょう/1889-1979)。岡山県笠岡に生まれた竹喬は、14歳のときに日本画家になると決意して京都の竹内栖鳳(たけうちせいほう)に師事しました。1916年に文展で特選を受けましたが、翌年の落選を経て、新たな芸術活動を志して土田麦僊(つちだばくせん)らと国画創作協会を結成し研鑚に努めます。解散後は再び主な発表の場を官展に移し、戦後には明るく柔らかな色調の表現を追求した風景画で新境地を拓きました。

竹喬には、日本画家を目指していた長男・春男(はるお/1917-1943)がいました。しかし、春男は京都市立絵画専門学校を卒業し、画家として歩みはじめた矢先に太平洋戦争の召集令状を受け取り、翌年26歳で戦死しました。期待をかけていた息子を失ってしまった竹喬は深い悲しみに暮れます。その後、しばしば樹の向こうに広がる空や雲を描き、そこに春男の魂を感じとっていたといいます。

本展は、生涯にわたって移り変わる自然の様子を穏やかなまなざしで描き続けた竹喬作品を中心に、春男の素描やスケッチの数々を併せた全68点を紹介します。

■展覧会のみどころ

◎父・小野竹喬と息子・春男、京都初の父子展

温雅な日本の風景を誠実に描き続けた竹喬と父と同じ日本画家を目指した春男。

二人の作品を並べて展示し、描写から見える父子の交流を、彼らがともに過ごした京都・衣笠の地で紹介する初めての展覧会です。

◎父と息子、それぞれの想い

本展では、戦後、息子亡き後の竹喬作品に注目して展示します。戦後の竹喬は「空に浮かぶ雲」を繰り返し描いています。このモチーフは竹喬にとって自然表現の追求であると同時に、春男への想いの表出でもありました。雲の上に戦死した春男の魂を感じとっていたのです。

一方、静物、人物、風景…多様な画題に挑戦した春男の作品には、新しい芸術の創造を目指し、父を越えようと試行錯誤する若き芸術家の純粋な想いが凝縮されています。

◎竹喬作品をより深く知るテーマ展示

新館展示室では、「四季の自然美」、「モチーフと向き合う」と題した2つのテーマで竹喬作品を展示します。

「四季の自然美」では日本特有の美しい情景を描いた作品を、「モチーフと向き合う」ではスイカやマスカット、箱に入った花見団子など、様々なモチーフに関心をもった竹喬のまなざしが表れた静物スケッチの数々を紹介します。

■主要出品作品

小野竹喬 《朝空》 1975年頃 個人蔵

小野竹喬 《夕茜》 1968年 岡山県立美術館蔵

小野竹喬 《秋》 1957年 リベラ株式会社蔵

小野竹喬 《志賀高原》 1960年頃 ギャラリー鉄斎堂蔵

小野竹喬 《彩雪》 1978年 ワコースポーツ・文化振興財団蔵

小野竹喬 《月》 1944年 笠岡市立竹喬美術館蔵

小野春男 《風景(月)》 制作年不詳 笠岡市立竹喬美術館蔵

小野春男 《茄子》 1941年頃 笠岡市立竹喬美術館蔵

小野春男 《女性座像(絶筆)》 1942年 笠岡市立竹喬美術館蔵

小野春男 《人形劇》 制作年不詳 笠岡市立竹喬美術館蔵

■同時開催

京都府立堂本印象美術館

第1回野外工芸美術作家展

Kyoto Prefectural INSHO-DOMOTO Museum Of Fine Arts

The 1st Open-Air Craft Artist Exhibition

▼会場

京都府立堂本印象美術館 庭園 【入場無料】

▼主催

京都府、京都工芸美術作家協会、京都府立堂本印象美術館

▼助成

一般財団法人地域創造

▼後援

京都新聞

■出品作家(五十音順)

井上 由美(いのうえ ゆみ)

清水 六兵衞(きよみず ろくべえ)

黒田 敬子(くろだ けいこ)

武田 直之(たけだ なおゆき)

古川 剛(ふるかわ たけし)

■問い合わせ先

京都府立堂本印象美術館

〒603-8355 京都府京都市北区平野上柳町26-3

TEL   : 075-463-0007

HP   : https://insho-domoto.com

アクセス: 京都市バス「立命館大学前」下車すぐ